ぷりブロ

ノンジャンルブログ.レビューとレジャー話多めの予定.

冷たい熱帯魚 【映画レビュー】

※ネタバレありご注意

 

【評価】

4.5/5

 

【あらすじ】

主人公は熱帯魚店を営む冴えない中年男.

ある日,自分と同業の熱帯魚店を営む村田という男と知り合う.

村田から儲け話を持ち掛けられ,半信半疑に付き合いの距離感を探している内に,村田の殺人に加担してしまい,脅し・恐喝され,弱腰な主人公はなし崩し的に連続殺人に協力してしまう…

 

【ラスト】

主人公は,何度も殺人に加担させられ,警察にも疑われ始め,妻も寝取られたりとストレスを溜め込む.

それでもずるずると村田に従ってしまう自分自身を,村田からズバリ言い当てられる.

「自分では何も決められない男だ」と.

プライドもズタズタになりとうとう逆上した主人公は,村田を殺し,妻も殺し,自らも命を絶つ選択をした.

 

【感想】

印象的なのは何といってもラスト手前,主人公・社本が豹変する原因となった村田の難詰シーン.

振り返れば,人畜無害な主人公が,最後は暴力・殺人を犯すことになる動機を如何に納得感持って描けるかが重要であった本作.

その根幹を描いた1シーンは,でんでんさんの見事な演技も相まって圧巻でした.

邦画に残る名シーンの1つと思います.

 

実際にあった猟奇殺人事件を描いた作品で「凶悪」と作風が似ています(凶悪の方が後年の作品).

凶悪ではリリー・フランキーサイコパス的な怖さが印象的ですが,本作はそれにグロ要素が加わった感じ.

胸糞悪いものの作品としての面白さは抜群でした.

個人的には意味不明だった「愛のむきだし」と同じ監督の作品とは思えません.

ただ上述のように暴力・殺人・グロ要素満載なので人を選ぶ作品だとは思います.

 

HooToo / HT-VR002(3D VRヘッドセット)

ガジェットレビュー

 

流行からは少し遅れてしまいましたが,

前から気になっていた「VR」.

出費抑えつつ自宅導入することもできると知り,

VRヘッドセットを購入してみました.

買ったのは,

 「HooToo」というメーカーの

  型番:HT-VR002(写真下記) 

 スマホ挿入型のVRヘッドセットです.

 

写真を以下に.

 

f:id:pricox:20180104185839j:plain

 

接顔面と,横からも.

 

f:id:pricox:20180104185910j:plain

f:id:pricox:20180104185929j:plain

 

サイズ的には,スキー用ゴーグルより一回り大きい程度.

ちなみに,ヘッドセット選びには以下の記事を参考にしました.

 

entamevr.com

 

なおレビューしておきながら申し訳ないのですが,

当製品,Amazonでは売り切れてしまったようです…

私は時期良く

2017年末のセール(在庫処分?)に巡り合うことができ,

通常3000円程度だったところ,1200円で購入できました.

 

無料で見られる動画で3日ほど使い倒しました.

以下,感想を.

 

【良かった点】

ハンズフリー

コスパ高い(セール価格もあって)

・値段の割にシッカリした作り

 

軽さ,接顔面のクッション,バンドなどの作りは申し分ないです.

逆にイマイチな点は,

「ある程度は近視対応している」とのことでしたが,

私は近視がキツすぎるためか裸眼ではピントが合いませんでした.

(当方視力0.1を切ります)

軽度であれば,接眼レンズの調節機構で見えるかもしれません.

 

VRについては・・・

実は,VR体験自体初めてでかなり期待していましたが…

「思っていたよりも没入感はありませんでした.」

3D眼鏡をかけて見る映画に近い印象です.

これは,

 ・当製品がスマホ挿入型(画面はスマートフォンを使用)

 ・有料動画を見ていない

 などの理由が考えられます.

このあたりを突き詰めるとお金がかかってきますね.

 今は大きな都市に行けば,VRゲームを楽しめる施設もあるので,

それらで気に入った方ならば導入の価値ありと思います.

 

こういった製品は,

 ・とりあえずVR体験してみたい

 ・VR動画に興味ある

 ・話のネタに…

という方にオススメです.

この製品が今後購入できるか(在庫復活するか)分かりませんが,

同様の製品が,同様の価格帯でたくさんありますので,

ご興味ある方はレッツトライ!

 

 

Anker / SoundCore Boost レビュー(TDK/A33比較)

タイトル通りAnker製のBluetoothスピーカー「SoundCore Boost」のレビュー記事となります.

購入してから2週間ほど使用してみました.

従来使用していたTDK製「A33」というBluetoothスピーカーを比較対象として評価します.

 

f:id:pricox:20170720221110p:plain

 

f:id:pricox:20170720221451p:plain

黒い方がAnker/SoundCore Boost.白い方がTDK/A33.二周りほど小さい印象.

 

 

早速,結論から.

■A33と比べて,SoundCore Boostの良いところ!

・携帯性

・バッテリー持ちが良い

・安い

■A33と比べて,SoundCore Boostの悪いところ!

・音質

 

 

以下,詳細を.

そもそもTDK製「A33」は発売時期は大きく違えどコスパの良い(値段と音)防水Bluetoothスピーカー」として「SoundCore Boost」と同種の製品です.

A33は2013年頃の製品で,当時は明らかに値段に音質が付いてくるような市場でしたが,その中で抜群のコスパを誇っていたのがTDK/A33でした.

当時1万円強で買えた「A33」と比較して,更に安い「SoundCore Boost」の実力や如何に,という視点で見てみました. 

 

f:id:pricox:20170720221312j:plain

A33.2台持ちなのは,バッテリーに難ありで買い増したため.

2台も買ってしまったらコスパ云々が本末転倒してしまいましたが,そのぐらい良い製品でした.

 

 

 【良い点について】

 ■「SoundCore Boost」の本体重量はとても軽いです.

 ボディバックでも持ち運べるような軽さです.

 また「A33」では充電に大きなACアダプターが必要でしたが,「SoundCore Boost」はMicro USBケーブルで充電します.

 持ち運ぶ際にはスマートフォンの充電装備をそのまま活用できるので,携帯性は更に高いと言えます.

 ■バッテリーの持ちは公式スペック以上の実力を有していると思います.

 さすがモバイルバッテリーで一躍有名になったメーカーですね.

 今後使い続けた長期寿命は別問題なので,しばらく使ってみて追記します.

■ ヨドバシ.comで8,000円弱で購入できました.安い!

 

【悪い点について】

■唯一,劣ると感じたのは「音」でした.

 値段が安いから妥当とも言えますが,数年間の技術革新により”安くても良い音を実現”できていて欲しい…と期待していたのですが.

 

 

以上となります.

音に関しては好き嫌いの個人差もあると思いますので,気になった方は是非電気屋の店頭にてお試し下さい.

 安くて軽くて防水,という製品はただそれだけでも素晴らしいものです.